AI疲れ・情報疲れ

通知が気になって集中できない。オフにした1日で、疲れと仕事ぶりはどう変わった?

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わかっている度 ★★☆ 中研究3本・公的指針0件を整理
Produced by the U.S. Virgin Islands government and provided to the House Oversight Committee Democrats as part of their investigation into J
Photo: Government of the United States Virgin Islands / Public domain / Wikimedia Commons
AIによる調査公開された研究と公的機関のデータ・指針をAIが調べて整理しました(商品の紹介や診断はしていません。出典は末尾)。

メッセージ、メール、ニュース、AIツールからのお知らせ。通知が鳴るたびに手が止まり、夕方にはぐったり。そう感じるのは、集中力が足りないからではありません。研究では、通知を減らすだけで、疲れも仕事ぶりも変わることがわかってきました。

3行でわかる

  1. 通知をできるだけオフにして1日働いた人は、中断が減り、疲れが軽くなり、仕事の手応えも上がりました。
  2. 電源を切ったスマホが机の上にあるだけでも、注意の検査の得点が下がった実験があります。
  3. 通知を切るなどの小さな工夫を組み合わせた2週間の実験で、スマホの利用時間が1日あたり57分減りました。

01結論から言うと

通知で集中が切れるのは、意志の弱さではなく、注意のしくみによるものです。通知を減らすと、中断が減って疲れが軽くなることが、働く人の実験で確かめられています。

通知が来ると、私たちの注意は一瞬そちらに向きます。返信しなくても、元の作業に戻るまでには少し時間がかかります。

この「切り替え」が1日に何十回も起きると、それだけで疲れがたまります。だから対策は、がんばって無視することより、通知そのものを減らすことです。

02研究とデータでわかっていること

通知を1日オフにする実験では、中断が減り、疲れが軽くなり、仕事の手応えが上がりました。スマホが目に入る場所にあるだけで、注意が下がった実験もあります。

247人通知を1日オフにする実験に参加した、ドイツの働く人と学生(平均28.2歳、2023年発表)
57分通知オフなどの工夫を2週間続けたグループで減った、1日のスマホ利用時間(カナダの大学で募集した18〜33歳。比べたグループは11分)
99.7点と109.0点電源を切ったスマホが机の上にあったときと、別の部屋にあったときの注意の検査の平均点(ドイツの学生42人)

Ohly・Bastin(2023)[1]

パソコン・スマホ・腕時計型端末の通知を、できるだけオフにして1日過ごしたグループは、ふだんどおりのグループより、通知による中断が減りました。中断が減ったことで、仕事の手応えが上がり、疲れ(ストレス反応)が軽くなっていました。

対象: ドイツの働く人と学生247人(オフにしたグループは124人。全体の44.5%が会社員) / 限界: 1日だけの実験で、結果はすべて本人の回答です。大事な通知は残してよいルールでした。

この研究では、「すぐ返信しなければ」という職場の空気を強く感じている人ほど、通知を減らしたときの仕事の手応えの伸びが大きくなっていました[1]。

Skowronekら(2023)[2]

電源を切ったスマホを机の上に置いて注意の検査を受けた人は、スマホを別の部屋に置いた人より、得点が低くなりました(平均99.7点と109.0点)。

対象: ドイツの20〜34歳の学生42人、オンラインで実施 / 限界: 少人数の実験で、ほかの研究では電源を切ったスマホでは差が出なかった例もあります。

Olsonら(2022)[3]

「大事でない通知を切る」「使わないときは音を消して見えない場所に置く」など、10個の工夫から自分で選んで2週間続けたグループは、画面を見る時間の記録だけをしたグループより、スマホの使いすぎが減り、睡眠の質も良くなりました。

対象: カナダの大学で募集した18〜33歳の70人をランダムに2つに分けた実験 / 限界: 2週間の短い実験で、工夫を5個以上続けた人だけを分析しています。どの工夫が効いたのかは、はっきりとは分けられていません。

03まだわかっていないこと

通知を減らした状態を何か月も続けたときの効果や、AIツールの通知に特有の影響は、まだわかっていません。

  • 通知を減らす効果が、何か月も続くのか(今ある実験は1日から数週間)
  • スマホがそばにあるだけで注意が下がるかは、研究によって結果が分かれています
  • 日本の職場で、通知の減らし方と疲れの関係を調べた実験

04今日からできるセルフケア

まずは1日だけ、大事なもの以外の通知を切ってみます。スマホは見えない場所に置き、メッセージは自分で決めた時間に見に行きます。

1

大事な通知だけ残して、残りを切る

家族や急ぎの連絡など、本当にすぐ知る必要があるものだけ残します。ニュースやアプリのお知らせは切ります。実験でも、大事な通知は残してよいルールでした。

目安 設定に10分。まず1日試す

2

集中したい時間は、スマホを別の場所に置く

机の上ではなく、かばんの中や別の部屋に置きます。音とバイブも消しておきます。

目安 集中したい作業の間だけ

3

メッセージは「見に行く時間」を決める

通知に呼ばれて見るのではなく、自分のタイミングで見に行きます。たとえば「1時間に1回」「休憩のとき」と決めておきます。

目安 1日数回、決めた時間に

05よくある質問

通知が気になって集中できないのは、自分の集中力が低いから?

そうとは限りません。通知が来ると、返信しなくても注意がそちらに向き、元の作業に戻るのに時間がかかります。ドイツの247人の実験では、通知をできるだけオフにしただけで、中断が減り、疲れが軽くなりました。

仕事の連絡があるので、通知を全部切るのは不安です。

全部切る必要はありません。実験でも、大事な通知は残してよいルールでした。急ぎの連絡だけ残し、それ以外は自分で決めた時間に見に行く形から始めると試しやすくなります。

スマホをマナーモードにして机に置いておけば大丈夫?

研究によって結果が分かれますが、電源を切ったスマホが机にあるだけで、注意の検査の得点が下がった実験もあります。集中したいときは、かばんや別の部屋など、目に入らない場所に置く方が安心です。

出典

  1. Ohly, S., & Bastin, L. (2023). Effects of task interruptions caused by notifications from communication applications on strain and performance. Journal of Occupational Health, 65, e12408. https://doi.org/10.1002/1348-9585.12408
  2. Skowronek, J., Seifert, A., & Lindberg, S. (2023). The mere presence of a smartphone reduces basal attentional performance. Scientific Reports, 13, 9363. https://doi.org/10.1038/s41598-023-36256-4
  3. Olson, J. A., Sandra, D. A., Chmoulevitch, D., Raz, A., & Veissière, S. P. L. (2022). A Nudge-Based Intervention to Reduce Problematic Smartphone Use: Randomised Controlled Trial. International Journal of Mental Health and Addiction. https://doi.org/10.1007/s11469-022-00826-w