AI疲れ・情報疲れ

情報が多すぎて疲れる。AIのニュースを追いきれないときの、情報の減らし方

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わかっている度 ★☆☆ 低研究3本・公的指針0件を整理
Atmospheric early morning view of the calm Bunica River featuring light haze/fog hovering over the water, deep green tree reflections, and a
Photo: Minja Klarić / CC BY-SA 4.0 / Wikimedia Commons
AIによる調査公開された研究と公的機関のデータ・指針をAIが調べて整理しました(商品の紹介や診断はしていません。出典は末尾)。

朝起きるとAIの新しいニュース、仕事のチャット、SNSの通知。全部に目を通そうとするだけで、一日の始めから疲れてしまう。そう感じる人は少なくありません。研究では、情報が多すぎると感じる人ほど、SNS疲れが強い関連がありました。疲れは、受け取る情報の量から来ている部分があります。

3行でわかる

  1. 情報が多すぎると感じる人ほど、SNS疲れが強く、その疲れを通してストレスとも関連していました。
  2. 情報が多すぎると感じる人ほど、見逃す不安も強く、疲れた人ほどスマホから距離を取っていました。
  3. 情報を選んで減らす工夫は勧められていますが、効果を確かめた研究はまだ少数です。

01結論から言うと

情報疲れは、情報の量が処理できる量を超えたときに起きやすい疲れです。全部に目を通すのをやめ、届く情報を選んで減らすことが、今できる現実的な対策です。

研究では、情報の量が人の処理できる量を超えた状態を「情報過多(情報オーバーロード)」と呼びます。スマホには、通知やニュース、SNSの更新が絶えず届きます。

一つひとつは小さな情報でも、読むか、無視するかを決めるたびに頭を使います。疲れるのは、気持ちが弱いからではなく、決めることの数が多すぎるからでもあります。

02研究とデータでわかっていること

情報が多すぎると感じることは、SNS疲れやストレスと関連していました。情報を減らす工夫は勧められていますが、効果を確かめた研究はまだ少数です。

566人情報過多とSNS疲れの関係を調べた、中国の18〜32歳の若者(2020年4月の調査)
2,508人情報過多とスマホから離れる行動を調べた、中国・四川省の18〜24歳の大学生(2024年の調査)
87件情報過多を防ぐ方法についての研究や報告をまとめた数(2000〜2021年の文献)

Pang(2021)[1]

メッセージアプリで情報が多すぎると感じている若者ほど、SNS疲れが強い関連がありました。さらに、情報が多すぎる感覚は、SNS疲れを通して、気持ちのストレスや人の目が気になる不安とも間接的に関連していました。

対象: 中国の18〜32歳の566人(7割以上が18〜23歳) / 限界: 新型コロナの流行初期に1回だけ行った調査で、情報の多さが疲れの原因だとは言えません。

Hanら(2026)[2]

情報が多すぎると感じる学生ほど、SNS疲れが強く、見逃す不安も強い関連がありました。SNS疲れが強い学生ほど、意識してスマホから距離を取る行動が多い関連がありました。見逃す不安と、スマホから離れる行動の間には、はっきりした関連は見られませんでした。

対象: 中国・四川省の18〜24歳の大学生2,508人 / 限界: 1回だけの調査で、大学生以外の人に当てはまるかはわかりません。

Arnoldら(2023)[3]

情報過多への対策として、いくつかの工夫が勧められていました。たとえば、情報を受け取ったら読む・任せる・無視するを先に決める、ニュースレターなどの登録を絞る、通知で受け取るより必要なときに自分で探す、メールを処理する時間を決める、などです。

対象: 87件の研究・報告(主に職場) / 限界: 本人の感じる情報過多が減ったと確かめられた取り組みは2件だけで、方法の効果を確かめた質の高い研究は不足していると著者らが述べています。

03まだわかっていないこと

情報を減らす工夫が、疲れをどれだけ軽くするかは、まだきちんと確かめられていません。AIのニュースのように変化が速い情報に絞った研究も、まだほとんどありません。

  • 情報の量を減らすと疲れが軽くなるかを確かめた、比較グループのある実験
  • AIに関するニュースや情報が、ほかの情報と比べて特に疲れやすいのか
  • 日本の働く大人での、情報過多と疲れの関係

04今日からできるセルフケア

情報を「全部見る」から「選んで見る」に変えます。研究のまとめで勧められている工夫の中から、お金をかけずにすぐできるものを選びました。

1

通知で届く情報を一つ減らす

ニュースやSNSのうち、通知がなくても困らないものを一つ選び、通知を切ります。必要なときに自分で見に行く形に変えるだけで、判断の回数が減ります。

目安 今日1つ・1分

2

「読む・あとで・見ない」を先に決める

情報が届いたら、全部読む前に、今読むか、あとで読むか、見ないかを決めます。AIのニュースは、自分の仕事や生活に関係するもの以外は「見ない」に入れて大丈夫です。

目安 1件数秒

3

登録しているニュースやメルマガを見直す

読まずにたまっているニュースレターや、フォローしているだけのアカウントを、月に一度見直して減らします。見逃す不安があるものは、残すものを一つだけ決めます。

目安 月1回・10分

05よくある質問

情報が多すぎて疲れるのは、処理能力が低いから?

能力の問題とは言えません。研究では、情報の量が人の処理できる量を超えた状態を「情報過多」と呼びます。毎日届く情報の量そのものが、多くの人の処理できる量を超えやすくなっています。

情報を追うのをやめると、大事なことを見逃さない?

その不安を感じる人は少なくありません。中国の大学生2,508人の調査では、情報が多すぎると感じる学生ほど、見逃す不安も強い関連がありました。見逃しても困らない情報と、必ず見る情報を先に分けておくと、情報を減らしやすくなります。

情報疲れに効く方法は、研究で確かめられているの?

まだ十分ではありません。87件の文献をまとめた研究では、情報を選ぶ、届く方法を変えるなどの工夫が勧められていましたが、効果をきちんと確かめた研究は少なく、本人の感じ方の改善を確かめたものは2件でした。

つらい状態が2週間以上続くときや、日常生活に支障があるときは、医療機関や、こころの健康相談統一ダイヤル(0570-064-556)などの相談窓口に相談できます。

出典

  1. Pang, H. (2021). How compulsive WeChat use and information overload affect social media fatigue and well-being during the COVID-19 pandemic? A stressor-strain-outcome perspective. Telematics and Informatics, 64, 101690. https://doi.org/10.1016/j.tele.2021.101690
  2. Han, P., Wu, Y., & Cai, L. (2026). Driven by fatigue and fear: the push-pull mechanism of information overload on reflective smartphone disengagement. Australian Journal of Psychology, 78, 2705452. https://doi.org/10.1080/00049530.2026.2705452
  3. Arnold, M., Goldschmitt, M., & Rigotti, T. (2023). Dealing with information overload: a comprehensive review. Frontiers in Psychology, 14, 1122200. https://doi.org/10.3389/fpsyg.2023.1122200