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用語集

AI時代のメンタルヘルスの記事に出てくる言葉を、専門用語を使わずに説明します(17語)。

テクノストレスTechnostress
パソコンやスマホ、AIなどの新しい技術に適応しようとして感じるストレスのこと。変化の速さについていけない焦りや、常につながっている疲れなどを含みます。関連記事: AIについていけない焦りがつらい。テクノストレスの研究からわかる、追いかけ方の決め方、会社にAIが導入されてから、なんとなくしんどい。韓国の375人の調査では、仕事のストレスを通じて体調とも関わっていた
認知的オフロードCognitive offloading
覚えることや考えることを、メモやスマホ、AIなどの外の道具に任せること。便利な一方で、自分で覚えたり考えたりする機会が減ることもあります。関連記事: ChatGPTを使うと考える力が落ちる?差が出たのは「頼り方」だった、スマホに頼って物忘れが増えた気がする。記録に任せると覚えにくくなる条件と、「覚えるつもり」の力、長い文章を読まずに、AIの要約だけで済ませてしまう。1万人超の実験で、要約から学ぶと知識が浅くなりやすかった
自動化バイアスAutomation bias
機械やAIが出した答えを、確かめずに信じすぎてしまう傾向のこと。専門家にも起きることが知られています。関連記事: AIの答えをつい信じてしまう。専門家にも起きる「自動化バイアス」と、確かめ方のコツ
AIの迎合Sycophancy
AIが、相手の意見や行動に必要以上に同意したり、肯定したりする傾向のこと。相談相手として使うときに注意が必要とされています。関連記事: AIに相談すると何でも肯定されて、逆に不安になる。11のAIは人より49%多く相談者の行動を肯定していた、AIに悩みを相談してもいい?頼っていい範囲と、気をつけたいサイン
情報過多Information overload
受け取る情報の量が、処理できる量を超えてしまう状態。判断がしにくくなったり、疲れを感じやすくなったりします。関連記事: 情報が多すぎて疲れる。AIのニュースを追いきれないときの、情報の減らし方、暗いニュースばかり見てしまう、やめたい。2〜4分の閲覧で気分が下がった実験と、ニュースとの距離の取り方
ドゥームスクローリングDoomscrolling
暗いニュースや不安になる情報を、やめられずに見続けてしまうこと。関連記事: 暗いニュースばかり見てしまう、やめたい。2〜4分の閲覧で気分が下がった実験と、ニュースとの距離の取り方
ノモフォビアNomophobia
スマホが手元にない、使えないときに強い不安を感じること。「ノー・モバイル・フォン・フォビア」を縮めた言葉で、正式な診断名ではありません。関連記事: スマホを家に忘れると一日落ち着かない。4万7千人の研究では約2割に強い「スマホがない不安」があった
ファントム・バイブレーションPhantom vibration
スマホが振動していないのに、振動したように感じること。多くの人が経験する、よくある感覚の錯覚です。関連記事: スマホが鳴っていないのに振動した気がする。米国の病院職員の約7割が経験し、忙しい時期に増えていた
ファビングPhubbing
目の前の相手と一緒にいるのに、スマホばかり見てしまうこと。「フォン(電話)」と「スナビング(無視する)」を合わせた言葉です。関連記事: パートナーがスマホばかりで会話がない。52の研究でわかった「ながらスマホ」と2人の関係
リベンジ夜更かしRevenge bedtime procrastination
昼間に自分の時間がなかった反動で、寝る時間を削ってまでスマホや趣味の時間を取ってしまうこと。関連記事: 寝る時間を削ってまでスマホを見てしまう(リベンジ夜更かし)。大学生は2晩に1晩以上、予定より遅く寝ていた、寝る前のスマホで眠れない。寝る30分前にやめた4週間の実験で、寝つきはどう変わった?
社会的比較Social comparison
自分の能力や見た目、暮らしぶりを、他人と比べて評価すること。自分より上と比べると落ち込みやすくなることがあります。関連記事: SNSで他人と比べて落ち込む。やめるより「減らす」が合っているかもしれない理由、SNSのきれいな写真と比べて、自分の見た目が気になる。3分で変わった実験と、見る写真の選び方、AIを使いこなす同僚と比べて焦る。2,109人の追跡調査で、疲れと関わっていたのは「比べるくせ」
セルフ・コンパッションSelf-compassion
失敗したときやつらいときに、自分を責めるのではなく、友人に接するように思いやりを向けること。関連記事: 人と比べて自分を責めてしまう。やめたいときに試したい「自分への思いやり」と56件の研究
インポスター感情Impostor feelings
成果を出しているのに「自分の実力ではない」「いつか見抜かれる」と感じてしまうこと。病気の名前ではなく、多くの人が感じる気持ちとして研究されています。関連記事: 「自分の実力じゃない気がする」のはなぜ?インポスター感情について研究でわかっていること
心理的距離(サイコロジカル・ディタッチメント)Psychological detachment
休みの時間に、仕事のことを考えず、心を仕事から離せている状態のこと。疲れからの回復と関わっていることが研究されています。関連記事: 休日も仕事のことを考えてしまって休めない。仕事から心を離す「心理的距離」の研究でわかったこと、休むことに罪悪感がある、何もしない休日が落ち着かない。罪悪感は休みの14%で起き、一人の時間に多かった
デジタルデトックスDigital detox
スマホやSNSなどのデジタル機器から、一定の期間離れること。関連記事: デジタルデトックスは本当に効く?効果が出た実験と、終わると元に戻る問題、SNSで友達の近況を見ると、自分だけ取り残された気がする。7日間離れた実験で、その焦りは減っていた
メタ分析Meta-analysis
同じテーマを調べた複数の研究の結果を、統計の方法でまとめて分析すること。1つの研究より、全体としての傾向をつかみやすくなります。
相関と因果Correlation and causation
「Aが多い人ほどBも多い」という関係(相関)があっても、AがBの原因(因果)とは限らないこと。ほかの理由が両方に関わっている場合もあります。このメディアでは、相関しか示されていないものは「関連があった」と書いています。